【代表インタビュー Vol.3】「オーナー様ができるだけ動かなくていい運営を」―株式会社Good Space 畠中裕理代表に聞く、地方にも強い”丸ごと代行”の民泊運営
民泊運営代行会社を選ぶ際、「どこまで任せられるのか」「地方でも対応してもらえるのか」を心配するオーナー様は少なくありません。
民泊navi代表インタビュー企画 第3回では、レンタルスペース事業から民泊運営へと事業を拡大し、わずか2年で全国約65件の物件を管理するまでに成長した株式会社Good Space 代表 畠中裕理様にお話を伺いました。
旅行会社出身という経歴、女性が中心となって支える組織づくり、そして地方物件・古民家案件で培った現場のノウハウまで、率直に語っていただきました。

株式会社Good Space 会社概要
| 会社名 | 株式会社Good Space |
|---|---|
| 代表者 | 畠中 裕理 |
| 所在地 | 東京都新宿区大久保2-21-10-101号室 |
| 対応エリア | 全国 |
| 主な業務 | 民泊運営代行(清掃・駆けつけ対応含む)・立ち上げ支援・運営改善 |
| 特徴 | ✅ 全国対応 ✅ 地方物件にも強い ✅ オーナー様が動かなくてよい完全代行体制 |
レンタルスペース事業から始まった、まったくの手探りのスタート
―― まず、民泊事業を始めたきっかけを教えてください。
実は、最初から民泊をやっていたわけではないんです。もともとは、レンタルスペース事業を行っていました。
そんな中、民泊事業を運営していた別の会社の社長さんから「事業をもうやらないので継承してほしい」というご相談をいただいて。それが約2年前のことです。そこから、民泊のことをほとんど何も知らない状態でスタートしました。
引き継いだ時点で管理していた物件は15〜20件ほど。当時は事業者としての登録から始めて、一つひとつ手探りで経験を積み重ねてきました。
「できません」と言わずに広げてきた対応エリア
―― 最初から全国対応だったのでしょうか?
いいえ。最初は東京・名古屋・静岡・岐阜が中心でした。
そこから、
「栃木でもお願いできますか?」
「長野でも対応できますか?」
というご相談をいただくたびに、対応エリアを広げていったんです。
基本的に「できません」とは言わず、オーナー様のご要望に合わせて一つずつ体制を作ってきました。
その積み重ねの結果、今では全国で約65件の物件を管理しています。
現在お付き合いのあるオーナー様の多くは、マイクロ法人を持ちながら個人で運営されている会社員の方。副業として、完全に運営を任せる形で投資的に民泊に取り組まれている方が中心です。

「オーナー様ができるだけ動かなくていい」体制へのこだわり
―― 御社の一番の強みを教えてください。
一番の強みは、地方であってもネットワークを持ち、”まるっと”任せていただける体制を作れることだと思っています。
民泊運営では、清掃会社の手配、駆けつけ対応、備品補充、緊急対応など、多くの現地対応が必要になります。特に地方では、こうした体制を一から整えることは容易ではありません。
私たちは、これまで対応したことのない地域であっても、清掃会社や現地スタッフを一から探して運営体制を構築してきました。オーナー様がどうすれば安心して任せられるかを常に考え、なるべく動かずに済むよう手間を省くことを、代行会社として大切にしています。
―― 社内の体制についても教えてください。
正社員は私を除いて4名です。そこに、清掃をはじめとする運営に関わる業務委託のスタッフさんが加わり、全体では40名ほどの体制で全国65件の物件を動かしています。
もうひとつ特徴的なのは、社内がほぼ女性のスタッフで構成されていることです。特に意識してそうしたわけではなく、結果的にそうなりました。
民泊運営業界は男性の経営者が多い印象がありますが、女性スタッフならではのきめ細やかな気配りや、相手の立場に立った丁寧なコミュニケーションを大切にしています。
お問い合わせへの迅速な対応はもちろん、小さな不安や疑問にも一つひとつ寄り添いながら、オーナー様が安心して運営を任せられる関係づくりが喜ばれているポイントの一つかなと。
また、オーナー様はもちろん、ゲスト目線を意識した細かなサービス改善や、宿泊時の快適性につながる気配りにも、その強みが生かされています。
日々の運営を「ただこなす」のではなく、一人ひとりに寄り添った対応を積み重ねる姿勢が、高い満足度やリピートにもつながっているのではないでしょうか。
地方物件・古民家案件だからこそ培われたノウハウ
―― 印象に残っている案件はありますか?
地方の古民家案件は特に印象に残っています。古民家は魅力がある一方で、実際に運営を始めてみると、電気設備の古さ、コンセントの少なさ、隙間風、虫の問題など、多くの課題が出てきます。
「リフォーム済み」と聞いていても、それが宿泊施設としてのクオリティに達していないケースも少なくありません。
最初は私たちもそこまで分からずに引き受けて、運営しながら課題に気づき、一つひとつ改善してきました。
こうした難しい物件でも、ご相談いただけること自体をありがたく感じています。
レンタルスペース事業の経験がそのまま活きるわけではありませんが、「この建物にどんな魅力があるのか」を考える力は、今の仕事に大いに活かされています。
古民家なら和の雰囲気、ファミリー向けなら広さ、観光地なら立地というように、物件ごとの特徴を活かしたコンセプトづくりを意識しています。

初めて民泊を始めるなら「用途地域」の確認は必須
―― これから民泊を始める方へのアドバイスをお願いします。
まず必ず確認していただきたいのが「用途地域」です。用途地域は全国で十数種類あり、住居専用地域では営業日数や営業方法に制限があるケースが多くあります。
自治体によってルールがかなり異なるため、事前の確認は欠かせません。
実は私たちも、過去にここで一度誤りを経験したことがあります。
だからこそ、最初にしっかり確認することの重要性を強くお伝えしたいです。
狙い目は「ホテルが少ない地方都市」
―― エリア選びのポイントはありますか?
意外と見落とされがちですが、渋谷のような人気エリアは家賃も競争率も高い。
それよりも、地味でも観光需要があり、ホテルの供給が少ない地方都市に大きな可能性があると感じています。
例えば幕張のようなエリアです。都心からのアクセスは決して良くありませんが、大きなコンサートやイベント会場があり、そこに用事がある人は一定数いる。
それにもかかわらず、周辺のホテルが少ない、ということもあります。
そういう「需給バランスにまだ余地がある場所」は、全国にまだまだあると考えています。
実際、私たちも今は東京23区外のエリアも積極的に見ています。
今後の民泊業界は「地方」と「適正運営」がキーワード
―― 今後の民泊業界についてどう考えていますか?
日本政府観光局によれば、2025年の訪日外国人数は約4,268万人と過去最高を記録しました。
国としては2030年までに6,000万人まで伸ばす方針を掲げており、宿泊需要は今後さらに増えていくと見ています。
一方で、東京や京都・大阪だけでは、いずれホテル・民泊ともに供給が追いつかなくなる可能性があります。
だからこそ、もっと民泊を増やす必要があるはずなのですが、一部で適正でない運営が目立ってしまうことで規制が強まっている側面もあります。
私たちのような事業者は、新しい業態である以上、地域に迷惑をかけてしまうリスクとも常に向き合わなければなりません。
だからこそ、地域に寄り添い、地域から認められる施設運営を続けていくことが今まで以上に重要だと感じています。
また、リピーターの方が増えるにつれて、箱根や軽井沢のような、東京から少し足を延ばした地方エリアへの需要も伸びていくと見ています。
都心では引き続きルールをしっかり守りながら、こうした地方エリアの開拓にも力を入れていきたいと考えています。
運営代行会社選びで一番大切なのは「期待値のすり合わせ」
―― 初めて代行会社を選ぶ方へメッセージをお願いします。
民泊運営は、立ち上げ後も長く続くお付き合いになります。だからこそ、オーナー様が求めていることをきちんと言語化し、実行してくれる会社を選ぶことが大切です。
代行会社が考える「普通」と、オーナー様が持っている「普通」は、最初はずれていることがほとんどです。
特に、ご自身で民泊を運営された経験のあるオーナー様は、求めるレベルが高くなりがちです。
だからこそ、「できること」と「できないこと」を最初にしっかりすり合わせることが、後々のミスマッチやストレスを減らすことにつながると思っています。
私たちも、まずはオーナー様の考えを丁寧にヒアリングし、この期待値調整を最初のステップとして大切にしています。
【まとめ】こんなオーナー様におすすめ
✅ 特におすすめな方
| こんな方 | 理由 |
|---|---|
| 完全に運営を任せたい方 | 清掃・駆けつけまで一括対応 |
| 地方都市で民泊を始めたい方 | 全国対応・地方ネットワークが充実 |
| 初めて民泊を始める方 | 立ち上げから丁寧にサポート |
| 古民家・地方物件を活用したい方 | 全豊富な豊富な立ち上げ実績と改善ノウハウ |
| 長く相談できる運営会社を探している方 | 丁寧なヒアリングと期待値のすり合わせを重視 |
編集後記
今回のインタビューで印象的だったのは、
「オーナー様ができるだけ動かなくていい運営をしたい」という畠中代表の言葉でした。
全国各地で民泊運営を展開するためには、新たなエリアへ進出するたびに、清掃会社や現地スタッフの選定・育成、運営体制の構築など、一つひとつ地道な積み重ねが欠かせません。
そのような取り組みを続けながら、わずか2年で65件もの運営実績を築き上げた背景には、豊富な知識だけでなく、圧倒的な行動力と現場で培われた経験があることを感じました。
旅行会社出身という経歴から観光トレンドを見る視点をお持ちであることや、女性が中心となって組織を支えている点も、この業界において独自の強みになっているように思います。
さらに、「東京だけでなく地方にもまだまだ可能性がある」という考え方や、「代行会社の“普通”とオーナー様の“普通”は最初はずれている」という率直なお話も非常に印象的でした。
オーナー様の立場に寄り添いながら、一つひとつ認識をすり合わせていく姿勢こそ、多くのオーナー様から信頼を集める理由なのだと思います。
「初めて民泊を始めたい」「地方物件を活用したい」「今の運営方法を見直したい」――そんな方は、一度相談してみる価値のある運営会社だと感じました。

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