信頼できる営業担当者を見極める7つのポイント③
不動産会社選びと同等かそれ以上に大事なことに、信頼できる営業担当者を見極めるとことが大事です。いくら不動産会社としてサービスが充実していて、売却の実績があっても、結局は営業担当者次第というところは、実際問題としてあります。それらを7つのポイントにまとめした。今回は最後の6つ目と7つ目をご紹介します。
<6 賃貸に出すなど、売却以外の提案もできるか>
物件を売却することが最善策であるとは限りません。場合によっては、賃貸に出したほうがいいこともあるでしょう。しかし、売買を中心に行っている会社の営業担当者は利益を優先して、「売った方がいい」という提案しかしない場合がほとんどです。大事なのは両方のケースを比較して検討することです。賃貸に出した場合はどうなるか、収支シミュレーションを出してもらい、比較してみるといいでしょう。
<7 宅地建物取引士の資格を持っているか>
かつて「宅地建物取引主任者(宅建)」と呼ばれたこの資格は、2015年から「宅地建物取引士」に変更されました。不動産業界で働く人の基本的な資格として知られています。ただこの資格は、不動産会社で仕事をするにあたって絶対に必要な資格というわけではありません。契約締結の際、重要事項の説明を行うためには必要なのですが、普段の営業活動をするだけなら持
っていなくても問題ありません。不動産会社の事務所には、5人に1人の割合で、宅地建物取引士の資格を持つ人がいればいいことになっています。取らなくても仕事はできる資格なのですが、やはり不動産会社の営業担当者としてお客さまと真摯に向き合うためには、重要な資格だと思います。その担当者の仕事に対する姿勢が表れる部分だからです。
また、ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーといった別の資格も持っていればなお心強いでしょう。プラスアルファの資格は、その営業担当者がどう仕事に向き合っているかがわかります。